製造業勤務の備忘録

どうでもいい独り言

高校物理・化学の勉強方法

高校物理・化学の勉強方法について悩んでいる人が多いと思うので私が行った勉強方法を記します。 筆者はこの勉強方法で2015年度センター物理・化学でそれぞれ90点前後(正確な数字は忘れました)取れたのでそこそこ役に立つ情報かもしれません。

勉強の手順

勉強のやり方というのは意外とシンプルなもので、肝になるのは「インプットとアウトプットの両立」と「反復」の組み合わせです。 インプットとは教科書だったり参考書を読んで知識を頭に入れることです。 問題の解説を読むのもインプットです。 アウトプットとは問題集を解くことです。 もちろん最初は問題なんて解けないので、できなくても心配しないでください。 できなかったら解説を読んで解法を理解しましょう。 ここで重要なのは同じ問題に何回も挑むことです。 人間というのは反復すればするほど記憶に定着します。 これは間隔反復(Spaced repetition)というもので、詳しくはネットで調べてください。

まとめると、

  1. 教科書を読む
  2. 問題集を解く
  3. できなかった問題の解説を読んで自分が理解できなかった箇所を明確にする

のサイクルを回してください。 俗に言うPDCAサイクルですよ。

基礎の段階に使う教材

基礎の段階の人ってどのレベルの人を指しているのかというと、かつてのセンター試験とか今の共通テストみたいなマークシート式のテストで90点取れない人は次のことを実践してみてください。90点取れる人は読み飛ばして結構です。

このレベルの人がやらなければならないことが基礎固めです。 たぶん読者の皆さんは先生とかに口酸っぱく基礎固めが大切って言われていますよね? 安心してください、基礎固めは本当に重要ですよ。 なぜかというと、ほとんどの大学(阪大とか東北大とか)の試験は基礎的な問題をしっかり解ければ受かるからです。 ここらへんの大学の問題って難しく見えるけど、一歩一歩解き進められるように大問の中に誘導の小問が設けられていますから。 逆を言うと、ここの小問を落とすとノーチャンスですよね。 ぶっちゃけ大問の最後まで完答できる人なんてそんないないですから。 なので、得点を取りこぼさないように基礎を固める重要さを理解できましたかね?

物理編

で、使用する教材ですが物理なら河合塾シリーズの「物理のエッセンス」がおすすめです。 特に物理のエッセンスが優れもので、これ1冊で教科書と問題集を兼ねています。 この本の構成が素晴らしいんですよ。 まず、教科書的な解説がはじめにあって、次に詳細な解法付きの例題があるんですよ。 なので、問題の背景にある理論が身につきやすいです。 まあ、本屋さんに行って立ち読みでもしてみてください。 きっと気にいると思いますよ。

化学編

化学なら数研出版編集部の「実戦化学重要問題集」がおすすめです。 実戦化学重要問題集はその名の通り問題集なので、解説が弱いです。 なので、学校の授業とか予備校のテキストやノートを読み込んで知識をインプットしましょう。

発展レベルの教材

物理のエッセンスは基礎固めに最適なんですけど、あくまで基礎的な問題しか載ってないんですよね。 そこが唯一の弱点で、それを補うのが同じく河合塾シリーズの「名問の森」です。 これは結構歯応えのある問題集で、これができれば東工大くらいまでは安心です。 この本も解説が物理のエッセンスと同じレベルで丁寧で、出版社側もセットで使うことを想定しているんだと思います。

化学に関しては実戦化学重要問題集の難しい問題ができればいいと思います。

これ以上のレベルはそもそも筆者がそこまで到達できなかったのでお答えできないです。